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物理学科/物理学及応用物理学専攻




OUTLINE[学部学科・大学院専攻/専門分野の概要]
物理学は自然現象を理論と実験の両面から研究し、現象の本質を見通すとともに普遍的な法則を探ろうとする学問です。本学科は、ミクロからマクロに至るあらゆる階層の自然現象を理解するために不可欠な物理法則に関する研究・教育を行っています。応用物理学科とは教育・研究の両面にわたって密接な協力関係にあり、理学から工学までの広範な教育・研究の機会を提供しています。大学院では、物理学と応用物理学は一つの専攻にまとめられ、現代物理学の重要な課題とその工学的応用の研究および現代の先端技術の基礎的研究を行います。研究分野としては、素粒子・宇宙物理学、物性物理学、生物物理学の3分野を柱として、現代物理学の重要な課題に取り組んでいます。素粒子物理学では、ミクロな量子世界を理論的に研究します。宇宙物理学では、宇宙の始まりと進化、天体の形成などを理論的に研究するほか、電波望遠鏡による観測もしています。物性物理学では、超伝導、ボース・アインシュタイン凝縮、磁性、強誘電性などを研究しています。生物物理学では、生命を支配している基本的物理法則を理論的に研究するほか細胞が生きている仕組みを、個々の生体分子の働きを調べることにより明らかにします。この他、応用物理学科に掲載されている研究を行うことも可能ですし、学際的な研究も行っています。

CURRICULUM[カリキュラムの構成]

物理学科のここが最先端

物事の本質を見極める

私たちの世界はなぜこのような姿をしているのでしょうか。宇宙はどのように始まりこれからどうなってゆくのでしょう。子供のころに何となくこのようなことを考え、答えが見つからないうちに忘れかけているということはないでしょうか。物理学は自然現象の本質を見通すことによりその背後にある普遍的な法則を探ろうとする学問です。昨今の科学技術の発展もあり、人類はミクロからマクロに至るあらゆる階層の自然現象を大変精密に捉える術を確立してきました。これにより上で述べたような根本的な疑問にも正面から立ち向かえるようになってきています。一例としてLHCと呼ばれる巨大な粒子加速器による素粒子実験や、人工衛星などを用いた宇宙の精密観測が行われており、世界中の研究者がこれらのデータを基に物理学の普遍的な法則を見つけようと努力しています。私たちの研究室でも素粒子の現象を支配する根本的な法則を日々探求し続けています。

物理学科 安倍博之先生
物理学科
安倍博之先生

Full-Time Faculty[専任教員]
氏名 専攻分野 主な担当科目
教授
石渡 信一 生物物理学(分子モーター、構造形成) 生物物理学A、理工学基礎実験
勝藤 拓郎 物性物理学 波の物理、理工学基礎実験
木下 一彦 生物物理学 生物物理学B、物理学B
栗原 進 物性理論 電磁気学A、理工学基礎実験
鷹野 正利 理論核物理学 原子核物理学
野 光則 理論生物物理学 生物物理学A、理工学基礎実験
鳥居 祥二 高エネルギー宇宙物理学 放射線計測学A・B、理工学基礎実験
中里 弘道 量子力学基礎論、場の理論 場の量子論入門、解析力学
長谷部 信行 放射線物理学、宇宙線物理学、月・惑星科学 理工学基礎実験、基礎電磁気学、放射線計測学A・B
前田 惠一 宇宙物理学、一般相対性理論 相対性理論、量子力学A
松田 梓 低温物性物理学 基礎物理学A・B、物理実験A
山崎 義弘 パターン形成の物理、統計物理 理工学基礎実験、統計力学A・B
山田 章一 高エネルギー天体物理学 宇宙物理学、力学A・B
准教授
安倍 博之 素粒子論、場の理論 量子力学概説、量子力学C
湯浅 一哉 量子物理学、量子情報(理論) 基礎物理学A・B、物理実験A
寄田 浩平 高エネルギー素粒子実験 理工学基礎実験、放射線計測学A・B

※ 大学院環境・エネルギー研究科、理工学術院総合研究所の教員も先進理工学部で授業を行っています。


FUTURE[進路の方向性]
本学科の卒業生の約8割が大学院へ進学します。修士課程修了生の約1割が博士課程に進学します。昨年は16名の博士が誕生しました。卒業生の進路は電気、機械、通信・情報など多岐にわたっています。就職した人の多かった企業は年によって異なりますが、昨年度はNTTデータ、東芝、日立製作所、日本電気(NEC)、キヤノン、富士通、オリンパスなどとなっています。

■学部卒業者の進路

■修士課程修了者の進路



Message[学生からのメッセージ]
物理学科3年 加藤愛理さん
物理学科3年
加藤愛理さん
世界に潜む普遍性と量子系の
不思議な現象にふれて

物理を学んでいて今まで気づかなかった物事のつながりに気づいたり、直感に反するような現象に出会ったりできることは、とてもexcitingなことです。

私の好きな分野の1つの統計物理学では、系の詳細によらない普遍性がみえることが魅力的です。例えば気体中の分子も固体中の電子も束一的に扱えたらすごいと思いませんか。また非平衡は生物など至る所にあるのに、まだ一般的な枠組みができていないってchallengingだと思いませんか。私はもう1つの好きな分野の量子多体系や量子情報の研究室に進む予定です。量子力学の世界は面白い現象が盛りだくさんで、“More is different”という言葉のように多粒子集まって初めて見える性質が面白く、量子コンピュータの基礎になる研究もしていて、とても夢のある分野です。

 



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